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パステル・ジョナサン

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3月16日

確定申告の書類を仕上げないと…と先月チラッと思ったままそれきり忘れていつの間にか期限が迫っていた(-_-;) 
去年は半年仕事を休んだのでさほど大変でもないか。
なんだかいろんなことが山積みになっている。ような気がする。気がするというだけで本当はごく簡単な単純作業ばかりだと思う。
最近いろいろと思い至ることがあって悩んでいるような気もする。気がするというだけで実はとても簡単なことを「簡単だとつまらないよな」と勝手に自分で難しく取り扱おうとしているのだと思う。
そうか? いや、実際のところはわからないなあ。

先週、癒しフェアという催し物に行った際に、オーラ診断ともうひとつ、前世カウンセリングというのも受けてきた。
こちらはまったく予定外だった。
以前、アロマの精油各種やバッチフラワーレメディを姉に貸していたのだけど、火事で失ったまま新たに買いなおしてなかったので、ついでにこの機会に揃えようと思い予算を立てていたのに、今年はそういった出店ブースが見当たらず、なんとなく満足できなくてブラブラしていたらブース内にいる青年が目に入った。
今年も前世カウンセリングの出店はけっこうあったけど、身体のあちこちにジャラジャラと光り物をつけたり、巫女さんの格好だったり、金色の長髪に和服などなど怪しさを爆発させてるカウンセラーの方ばかりが目についていたので、こういった「占い系」は自己防衛本能も手伝って(笑)避けていたのだけど、なんとなくその男の子はいいんじゃない?と思えた。

シャツとジーンズ、黒いフレームの眼鏡にアクセサリー類一切なしの地味な青年に案内されてパイプ椅子に座ったら、なんだか役所に来たみたいだった。
申し訳ないけどかなり冷やかしな気分だったので、とにかく今、まさに今の自分に関わる前世ってどんなですかね?と聞いてみた。
(私は人間が生まれ変わるということについてはどうもスッキリ信じ切れないというか半信半疑なほうで、アカシックレコードから今の自分にとって一番関わりのある(他人の)ストーリーを引っぱり出しているのではないかという説のほうに傾いている。だからって生まれ変わりはないと信じているわけでもない。その時々で信じたい方を信じてしまういい加減派だ)
僕は一方的に喋るので何か気になることがあったら自分でメモしておいてくださいと青年は言い、紙とペンを私に渡した。
それから宙を見つめて(たぶん壁を見ていたのだと思う)語ってくれた話はこんな感じだった。

奥さんに先立たれて8人の子どもを抱えて製鉄所を経営しているオヤジさんの「とにかく鉄のようなものだと思う、ものすごく一生懸命働いてる姿が見える」と。
着ている洋服の説明をしてくれたけど時代はわからず、でも日本ではないようだった。
青年は、その人ものすごい頑張ってるんですね、子どものためにってとにかくものすごく頑張ってる、と何度も強調した。
子どもがいないので当然私は「子どものために」という感覚を経験したことがないのだけど、不覚にもふっと涙が浮かぶような気持ちになった。気持ちになったってだけだけど。
もうちょっと先に行きましょうかと青年はしばらく黙り込んでから、「工場で働く人達が家にやって来て賃金を上げろと騒いでいる場面が見えますね」と言った。
賃金を上げる気がなかったのかそれは大きな騒動となり、その様子を子どもが見てしまう。
そして子どもの手前、その条件をのんでしまうのだと。
そのせいで経営は傾き、他にも酒場のようなお店とか商売に手を広げていったらしい。
苦労しつつも8人の子ども達は独り立ちし、それぞれ職についてそのお父さんを今度は支えるのだけど、もう仕事をしなくていい楽な身分になったことでがっくりと放心している姿が見えると告げられた。
(こう書いていると順を追ったストーリーになっているけど、見えてる本人も「あれは、なんだろう…」と探りながらのポツポツとした話なので話が前後したりしてけっこう時間がかっている)
子育てと仕事が生き甲斐だったそのお父さんはやがて、家族の反対を押し切って山に籠もる。
そして、「意味はわからないんですけど、すごく無心に石を掘ってる姿が見えるんですよ。」と言われて、思わず爆笑したかったのを堪えつつ私は黙って聞いた。
「石灰岩みたいな白い石を切り出して、目玉の大きい・・あれはたぶんトーテムポールかなあ、トーテムポールでしょうねえ、そういうのをすごい数作ってる姿が見えます。」
きっとそのオヤジは老後の趣味としてそんなことを始めたのではなく、そのあとそれを街に行って売ろうとしたに違いない、新商品・願いの叶う白いトーテムポールとか何とか言って。
私はその話を聞いてそう思ったけれど、そのお父さんの人生はそこで一段落ついたのか話もそこで終わってしまった。
その人は自分なりにいい人生を送ったようですか、と質問したら、たぶんそうだと思いますと言われたのがなんだか良かった。

この青年にリーディングしてもらって良かったなあと思うのは、ただ淡々と物語を話しただけで終わってくれたことだった。
私に「気づき」を与えようとしたり、癒そうとしたり、あなたはこういう使命を持って生まれてきているんです!などと、クサイことを言わなかったことだ。
そのぶん余計にリアルだった。

こういう前世語りなら何度も聞きたいなあ。

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