パステル・ジョナサン

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10月8日

ニュースで、レーサーの阿部典史(あべのりふみ)くんの事故死を知った。
サーキットでなく公道での事故だ。
10年くらい前に日本GPで優勝した時、ピットに戻るなりわんわん大号泣していた姿が忘れられない。
今年のGPでも解説者として出ていて、つい2週間前も声を聞いたばかりだったのだけど・・。

彼のすっごいファンではなかったものの、世界最高峰の二輪レースで活躍する日本人ライダーは印象深いし、やっぱり応援してしまう。
阿部くんの走りは本当に格好良かった。
時速300キロで駆け抜けるバイクはすごい。
鈴鹿の日本GPを見に行った時は圧倒された。

話は違うけれど、私は車の免許は持っているがオートバイの免許は持っていない。
(よくレディースと間違われる・笑)
それでもずっとバイクに乗りたくて仕方なかった。
救急の整形外科病院でヘルパーをしていた母は交通事故の悲惨さをよく知っていて、バイクだけは絶対に乗るなと私によく言った。
それで免許をとらなかった。私が母の忠告を素直に聞いた数少ないことのひとつだ。
けれどもなぜだか不思議と、バイク乗りと音楽をやっている人には縁があって(自分はそのどちらもしないのに)、結局「バイクがあればそれでいい」というほどバイク好きなダンナと縁して結婚した。

昔、20歳くらいの頃だったか、勤めていた会社の営業さんからある日突然、『五木寛之の「冬のひまわり」って読んだ?あの主人公がYさんのイメージと重なるんだよね』と言われたことがある。
佐藤さんというこの営業さんは同期入社の男性ではあったけれど、仕事絡みでちょっと話をする程度で特に交流もないし、私を好いてくれてたわけでもないので、かなり奇妙に思ってその本をさっそく読んでみた。
主人公の麻子って女性はいかにも古風な女性で、私とは正反対なイメージだと思うのに、その内容はバイク絡みの恋愛話で、なんとそのクライマックスは鈴鹿サーキットの8耐のシーンであった。
今もたまに、そのことを思い出す。
私のダンナは毎日バイクに乗って通勤しているので、事故に合う危険が高い。
(好きなんだからやめられないんだろうな〜)
もしもダンナが事故で死んだりとか、ひとりになったとしたら、私もいつか「麻子」のようにサーキットへ足を運ぶようになるのではないだろうか。
そう考えると佐藤さんが言ってくれたことが、予言のような気がしてドキドキする。
「麻子」はたしか免許を持っていなかった。
バイクに乗るわけでも特別好きなわけでもなかった。
古風でおとなしい性格なのに、あのサーキットの熱の中に身を置くのがなぜか好きだったのだ。

あれ?阿部くんの話から飛んで、なんだか昔話を書いてしまった。。
別ブログに載せている今日の夕焼け写真は、彼に捧げたい。

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