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ジャスパー

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日本パステルホープアート協会公認 正インストラクター。
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9月19日

2007.09.19 21:47|日常のこと
『猫だましい』 河合隼雄/新潮文庫

古書で購入。
古今東西数ある猫の物語の中から、河合さんが選んだ12のお話を紹介している本。
長靴をはいた猫とか宮沢賢治の書いた猫、100万回生きた猫などなど、猫づくしの一冊。
河合さんの本なので、ただ棒読みで本の紹介をしているわけではなく、物語に隠れた人間の心理などを掘り起こして解説されている。
「猫」と「たましい」をくっつけて、『猫だましい』というタイトルなのだそうだ。
最初はなんのことか分からなかった・・・。

『猫はどういうわけか、人間にとってたましいの顕現となりやすい』と書かれているように、猫というのは神様になったと思えば魔女の手先となり、福を呼ぶ招き猫かと思えば化けて出たり、孤高であったり甘えてみたり、それこそ人間のあらゆる心を映しながらそのどれもピッタリとくる不思議な生き物だと思う。
河合さんが紹介していた本の半分以上を私は知らなかったので、実際にその物語を読んでからこの本を読むといっそう面白いだろうなと思った。

あとがきに、
『新潮社の気心の知れた編集者たちと共に飲みながらお喋りをしているうちに、「たましい」の顕現としての何かに焦点を当てて、連載をしましょうということになった。その「何か」を何にするのか。私は「たましいの顕現」として、漢字一字で表現できるもの、たとえば「火」「石」「蛇」などを題とする本を一冊ずつ何冊かシリーズで出版すると面白いだろうなと考えていたことがある。それには、物語、絵画、夢、箱庭療法の作品などなどを動員しなくてはならないが、素材を物語や小説に絞るとなると、すぐに「猫」ということになった。』とあった。
この中で、「たましいの顕現として漢字一字で表現できるもの」に、火・石・蛇と書かれていることに私はとても感激した。
このシリーズ、出して欲しかった・・・。

話は違うけれど、猫というのは心理療法の場面で「極めて重要な役割を持って」登場してくるのだそうだ。
なにがどう重要なのかは私には分からないけれど、以前パニック障害で心療内科に通っていた頃、私も箱庭療法を受けたことがあって(この箱庭療法を日本に紹介したのが河合さん)ちょっと思い返してみたら、猫好きな私がおそらく一度も猫を使わなかったことを思い出した。
箱庭作るのはかなり楽しい。
で、何週間か続けてやっていたら、ある日先生に「水に何か思い出はありますか」と聞かれたことがある。
出来上がった箱庭はそのたびポラロイドで写真を撮ってカルテに保存されている。
私はすっかり忘れていたけれど、そのどれもが、真ん中に大きな滝をドンと置いているのだった。中心にあるのはいつも滝。
まず一番最初に滝を置いてから他の部分を作っていたのだった。
滝以外には、赤い橋、たくさんのベンチとその周りで遊ぶ子どもや家族の人形、を無意識のまま毎回使っていたように思う。
猫その他の動物を手にとった記憶がない。不思議。
それからもっと恐ろしいことに今初めて気が付いたのだけど、私はたったの一度も「家」のパーツを使わなかった!
洋風和風の素敵な家やお庭のセットがたくさんあったと思うのだけど・・。
母と大喧嘩ばかりしていたので、家=安心できる場所というシンボルが抜けてるのかも。…って素人判断はあまりしないほうがいいかな。
だけどなんとなく自分の性格がわかってしまう話だなあ。ああ。
さささ、仕事に戻ろう。

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