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ジャスパー

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日本パステルホープアート協会公認 正インストラクター。
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9月1日

2007.09.01 22:34|日常のこと
『幸運の25セント硬貨』 スティーヴン・キング/新潮文庫
図書館利用。

夏休み中の図書館はさすがに平日でも人が多かった…。
図書館で借りると期限があるのであまり好きじゃないけれど、買った後で「わざわざ買うんじゃなかった!」という悔しさがないのはすごくいいと思う。
それに我が家の財政状態では欲しい本を欲しいだけ買うわけにはいかない。

キングが大好き。
ホラーの帝王と言われてたくさん映画化されているけれど、本で読む方が格段に味わいがあって面白い。
細かい描写がえんえんと続いたりするので、長編が苦手な人からはそういう面でも敬遠されがちけど、私はキングの描写が好きだ。というか内容そのものよりその語り口を味わうために読んでいるような気もする…。
そう言えば「グリーンマイル」の1巻〜6巻が月に一冊ずつという分冊の形で発行された時、次はまだかまだかと待ち遠しくてじりじりした。
ほとんど魔力と言っていいくらい、私は魅力を感じる作家さんのひとり。

借りた本は短編集なので7つの話が入っている。
表題になっている「幸運の25セント硬貨」の話について。
20ページと短い上にストーリーとしてはごくありふれた話なので、うっかり読み流してしまいそうだけど、これはやっぱりキングマジックというのか、さらりと見事だなあと思う。うまいなあキング。
亭主は行方知れず、病気がちな子どもを抱えている主人公ダーリーンは、チップを楽しみに細々とホテルのメイドをしている。
それがある日、チップ用の封筒の中から「きみはラッキーだ!」と書かれた手紙と(たったの)25セント硬貨を見つける…。
結末、ダーリーンに本当のラッキーを運んできたのは、正しくはその<幸運の25セント>ではなかった。
うっかり単純に読んでしまうと「その25セントは幸運の硬貨でした、めでたしめでたし」のようなファンタジーに読めてしまうのだけど。
ホラーではない別の意味でのキングらしさのある作品。
これだからキングはやめられない、とまた思ってしまった。
(「幸運の25セント硬貨」以外の話はきっちりホラーなので怖いです)

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