ごあいさつ

ジャスパー

ジャスパー

日本パステルホープアート協会公認 正インストラクター。
協会認定指定校「ジョナサン」を運営しています。
(活動はゆる〜くやっています)
ほとんどが独り言のブログです。

別館で猫ブログやってます!

カテゴリ

最新コメント

応援しています







月別アーカイブ

検索フォーム

本棚にしまう前に/第二夜

2008.11.10 01:51|本棚
日本ユングクラブ会報『プシケー』 第19号より(2000年発行)
「ユング心理学と占星術-その接合点と展開をめぐって」鏡リュウジ

ユングが神話や錬金術とともに占星術にも深い関心を寄せ、かつそれを実践していたことは、ユング心理学に関心をもつものには、よく知られている。
さまざまな神話的形象を集合的無意識からあらわれてくる元型的イメージとみなし、それを拡充の材料とするユング心理学の手法として考えれば、天と地をめぐる壮大なファンタジーである占星術が、ユング本人ならびにその後のユンギアンたちの関心を引くのは、容易に理解できる。
しかし占星術には、ほかの神話的素材とはかなり異なる特徴がある。それは占星術が「占い」であること、しかも占星術は21世紀を目前とした現在でも広く実践されている、生きた占いの伝統である、という点である。
エレンベルガーの指摘にあるように、力動心理学ないし心理療法のルーツにシャーマニズムや神託の伝統があるとするなら、その現代の末裔である占いは、ある程度まで現代の心理学と役割や機能においてオーバーラップしてくる面をもつということができる。残念ながらタイトルを失念してしまったのだが、数年前に公開されたフランス映画のなかに印象的なシーンがあった。アフリカの伝統的呪術医が、パリに住む女性分析家に向かって、「よう、同業者!」と呼びかけるのである。
むろん、高度に専門化し、訓練を積んだ心理療法家と、それこそ玉石混交の状態にある現代の占い師・呪術師を並列に論じるのは乱暴にすぎることは重々承知である。しかし、すでに過去の伝統となった錬金術と違って、占星術を初めとする占いは、今でもさまざまなかたちで人々の悩みに答えようとしている。そこには当然、カウンセリング的な要素が入ってくるだろう。
とりわけ占星術は、数ある占いのなかでも、広義の意味での「同業」である心理学、とくにユング心理学から大きな影響を受けて変容を遂げた。欧米では占星術を実践するもののなかには、心理療法の資格を有するものも少なくない。
(中略)
ユングの占星術に対する関心のありかたは、次の3点に要約できるように思われる。
1. 元型的イメージの表現としての占星術象徴
2. 個人のシンクロニシティの顕現としての占星術実践
3. 集合的時代精神の変容の指標としての占星術

コメント

非公開コメント